2021年7月開催のおとぎ展にて展示している2年生の作品です。
『ハーメルンの沼』 加藤凛
A4 童話/ハーメルンの笛吹男 Clip Studio Paint
森の中にひっそりと存在する沼地。そこには物言わぬ彫刻が佇んでいる。塩でできたその像には夥しいほどのネズミが集まっている。引き寄せられたかのようなそれらは、キィキィと汚らしい声をあげては沼に沈んでいくのであった。
『ジャックと豆の木』 瀬尾涼音
A4 童話/ジャックと豆の木 アクリルガッシュ
朝、目が覚めるとそこには雲まで伸びる大きな豆の木が、、、登りつめた先には何が待っているのか。ジャックのワクワク感や軽やかさをシンプルに表現しました。
『ふしぎのくにの』 三上諒也
A4 童話/不思議の国のアリス Procreate
幼い少女アリスが白ウサギを追いかけて不思議の国に迷い込み、しゃべる動物や動くトランプなどさまざまなキャラクターたちと出会いながら不思議の国を冒険します。
不思議さを出していきたいし、複雑にごちゃごちゃとさせたい、そんなイメージで描きました。
『甘い誘惑』 勝藤万悠子
A4 童話/ヘンゼルとグレーテル CLIP STUDIO PAINT
森の中を3日間さまよい続けた兄妹の前に現れたのは、なんとお菓子の家でした。この童話で一番有名なシーンだと思います。絵本の挿絵などでよく見るような、家の全体像が画面奥に見える構図にはせず、あえてカメラ位置を変えました。鬱蒼とした森にぽつんと佇む怪しい家。二人を待ち受けるのは、魅力的なお菓子か、過酷な試練か。実はこの中に魔女が隠れています。探してみてください。
『因幡の白兎外伝』 高橋りん
A4 童話/因幡の白兎 半田ごて・色鉛筆・ペン
私が今回題材に描いたのは因幡の白兎です。因幡の白兎と言えば白兎がサメを騙し、そのサメ
から仕返しとして皮をはがされてしまう場面が印象的だと思います。ですが今回外伝としてサメと白兎の力関係を逆にした作品を作ってみました。白兎やサメの表情に注目してみてもらえると面白いかもしれません。また作品の周りを焼くなどして作品自体に古めかしい印象を持たせるなどしました。画材については色鉛筆、ペン、半田ごてを使いました。
イラストレーション研究室
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